「のどが渇かない」は危険サイン|在宅で気をつけたい初夏の脱水

「7月はまだ涼しいから大丈夫」と思っていませんか?
実は高齢の方ほど『のどの渇き』を感じにくく、気づかないうちに脱水になりやすい季節です。
でいご訪問看護リハビリステーションの看護師が、初夏の脱水を防ぐポイントをわかりやすくご紹介します。
①なぜ高齢の方は脱水に気づきにくいのか
人は年齢を重ねるにつれて、体の中の水分量が少なくなっていきます。
若い方の体は約60%が水分ですが、高齢の方では50~55%程度まで低下します。
さらに、加齢とともに脳の「渇き」を感じるセンサー機能が低下するため、脱水が進んでいても自覚しにくくなります。
また、高齢の方に多い以下の状況も、脱水リスクをさらに高めます。
- トイレに行く回数を減らしたくて、意識的に水分を控えている
- 嚥下(飲み込み)機能の低下により、水分を飲みにくいと感じている
- 利尿作用のある薬(降圧剤・利尿剤など)を服用している
- エアコンを使わず、室内でも知らぬ間に汗をかいている
②脱水の早期サインを見逃さないで
「のどが渇いた」と感じたときには、すでに脱水が始まっていることも少なくありません。
ご本人だけでなく、ご家族も早期サインを知っておくことがとても大切です。
家族も一緒に確認したい — 脱水の早期サインチェックリスト
- 口の中や唇が乾いている・ねばつく感じがある
- 尿の色が濃い黄色になっている(ビールのような色)
- 皮膚をつまむと元に戻るのが遅い
- 急に元気がなくなった、ぼんやりしている
- 立ちくらみやめまいが起きやすくなった
- 体重が短期間で急激に減少した(1~2kg)
3つ以上当てはまる場合は、早めにご相談ください。
③1日の水分摂取の目安と飲みやすくする工夫
1日の目安量
一般的に、成人の1日の水分摂取量の目安は約1,500~2,000mlとされています。
食事からも約700~800mlを摂取できるため、飲み物として意識して摂りたいのは1日あたり700~1,200ml(コップ約3~6杯)が目安です。
ただし、心臓や腎臓の疾患がある方は水分制限がある場合があります。必ず主治医の指示に従った量を守ってください。
飲みやすくする工夫 5つ
時間を決めて飲む習慣をつける
起床時・朝食・昼食・おやつ・夕食・就寝前など、食事や生活のタイミングに合わせてコップ1杯ずつ。
のどが渇いてから飲むのではなく、時間で飲むことが大切です。
常温またはぬるめの飲み物を用意する
冷たい飲み物は胃腸への負担になることがあります。
常温の水やお茶を手の届く場所に置いておくと自然と飲む量が増えます。
とろみをつける(嚥下が心配な方へ)
水分が飲み込みにくい方には、とろみ剤を使うことで安全に水分補給できます。
使い方は訪問看護師や言語聴覚士にご相談ください。
スープ・みそ汁・ゼリーも活用する
食事から水分を摂ることも有効です。
特に朝のみそ汁やスープは、水分と塩分を同時に補える優れた食品です。
リマインダーを活用する
スマートフォンのアラームや、見えるところに「お水を飲む!」のメモを貼るなど、飲む機会を意識的に作る工夫も効果的です。
④特に注意が必要な「危険な状況」3つ
以下の状況では脱水リスクが一気に高まります。
ご家族も一緒に意識しておきましょう。
● 発熱・下痢・嘔吐があるとき
体内の水分が急速に失われます。
食欲がなくても水分補給だけは積極的に行いましょう。
症状が続く場合はすぐに訪問看護師や医療機関にご連絡ください。
● エアコンを使わずに過ごしているとき
「もったいない」「肌寒い」などの理由でエアコンを使わない方も多いですが、室内でも熱中症・脱水は起こります。
室温28℃以下を目安に調整しましょう。
● 入浴後・運動後
汗で水分と塩分が失われます。
入浴後はコップ1杯の水分補給を習慣にしてください。
⑤ 「心配だな」と思ったら、でいごへご相談を
「最近なんだかぼんやりしている」「食欲がない日が続いている」— ちょっとした変化でも、脱水や体調変化のサインであることがあります。
でいご訪問看護リハビリステーションでは、ご自宅へお伺いして体調確認・水分摂取状況の確認・ご家族へのアドバイスなど、生活に寄り添った看護を提供しています。
気になることがあればいつでもお気軽にご相談ください。
お問い合わせ・ご相談はこちら
でいご訪問看護リハビリステーション
TEL:083-249-5291
営業時間:9:00~17:30(日・定休)
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山口県下関市 ご自宅への訪問看護・訪問リハビリ
まとめ
- 高齢者はのどの渇きを感じにくく、気づかないうちに脱水になりやすい
- 口の乾き・尿の色・ぼんやりなど早期サインを家族も一緒にチェック
- 1日コップ3~6杯を目安に、時間を決めて水分を摂る習慣をつける
- 発熱・室内での熱中症・入浴後など特に注意が必要な場面を把握する
- 気になることがあればでいご訪問看護にお気軽にご相談を

