寒さが深まる11月、在宅ケアで気をつけたい3つのポイント

11月に入り、朝晩の冷え込みが一段と強まる季節になりました。
気温差が大きくなるこの時期は、体調を崩しやすい季節でもあります。特に高齢の方や基礎疾患のある方にとって、寒さによる身体への負担は軽視できません。
でいご訪問看護リハビリステーションでは、利用者さまがご自宅で安心して過ごせるよう、季節に合わせたケアのポイントをお伝えしながら日々サポートを行っています。
今回は、「寒さが深まる11月に気をつけたい在宅ケアの3つのポイント」を解説します。
①室温・湿度管理で “寒さ” と “乾燥” を同時に予防する
11月の大きな変化といえば、急な気温低下と空気の乾燥です。
この二つは、風邪・インフルエンザ・肺炎・脳血管疾患などのリスクを高める要因になります。
目安としたい室内環境
- 室温:18〜22℃
- 湿度:40〜60%
高齢者は体温調節機能が低下しており、寒さを感じにくい場合もあります。そのため、本人が「寒くない」と言っていても、客観的な数値で環境を整えることが大切です。
乾燥対策としてできること
- 加湿器を使う
- 洗濯物の室内干し
- コップ1杯の水を置く
- こまめな水分補給(脱水の予防にも重要)
訪問時にも、室温や湿度を確認しながら、利用者様の状態に合った環境調整のアドバイスを行っています。
②気温差による血圧変動・ヒートショックの予防
気温が下がる11月は、ヒートショックが最も起こりやすい時期に入り始めます。
ヒートショックとは、急激な温度差により血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす現象です。
特に多いのが、「脱衣所・浴室・トイレ」が寒い状態での入浴や移動です。
今日からできるヒートショック予防
- 脱衣所や浴室に 暖房器具 を使用する
- お湯の温度は 41℃以下 に
- 入浴前後の水分補給
- 入浴は 家族が在宅している時間帯に
- 立ち上がり時のふらつきに注意
でいご訪問看護では、利用者さまの入浴のタイミングや環境を一緒に確認し、
危険がないか、家族と連携しながらサポートしています。
③筋力低下・転倒リスクを防ぐ “冬のリハビリ”
寒さが深まる11月は、外出の機会が減り、
筋力低下や活動量の低下が目立ってくる時期でもあります。
この活動量低下は、
- つまずき
- 転倒
- 膝や腰の痛み
- 歩行スピードの低下
などにつながり、在宅生活の質を下げてしまいます。そこで重要なのが、無理なく継続できるリハビリです。
冬におすすめのご自宅リハビリ
- 椅子に座ってできる下肢トレーニング
- つまずき防止のための足首まわし
- 室内での軽いウォーキング
- 深呼吸を取り入れたストレッチ
- 立ち上がり練習で下半身強化
訪問リハビリでは、利用者さまの体力・持病・生活環境に合わせたオーダーメイドのリハビリメニューを作成して、安全に実施できるようサポートします。
ご家族のサポートも大切です
11月は気温の変化だけでなく、
年末に向けて生活リズムが変わる時期でもあります。
「最近動きが少なくなった気がする」
「暖房をつけたがらない」
「入浴が不安になってきた」
など、少しでも気になる変化があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
ご家族だけで抱え込まず、看護師・療法士と一緒に不安を解消していくことが安心できる在宅生活につながります。
まとめ:寒さ対策は“早め”がカギ
11月は、気温差・乾燥・活動量低下といった要因が重なり、
体調を崩しやすい季節です。
今回ご紹介した3つのポイントを振り返ると…
①室温・湿度の管理で環境を整える
②気温差による血圧変動・ヒートショックを防ぐ
③活動量低下を防ぐリハビリで転倒リスクを軽減
これらを意識することで、より安心して在宅生活を続けることができます。
でいご訪問看護リハビリステーションは、これからも地域の皆さまが
“自宅で自分らしく暮らせる” よう、心を込めてサポートしてまいります。

