「トイレまでの挑戦 〜心折れそうな日も、前を向いて〜」

重度の片麻痺、高齢で施設レベルと言われた方でしたが、家族の多大な協力や想いがあり在宅で生活を始められた方でした。

本人様は超ポジティブシンキング”「大丈夫。なんとかなるやろう」が口癖で、家に帰っても自主訓練を模範のように毎日毎日取り組まれておりました。「一人で

ポータブルトイレに行く」そんな希望があり、その目標をかなえるために重度の片麻痺があっても、立ち上がり練習を家族の協力のもと行われておりました。

超ポジティブな方でも、時折挫けそうに、心が折れてしまう日もたくさんありました。

心底頑張っている人に「頑張れ」は、言えない。

でも、モチベーションが維持できるように関わりたい。

“人が大好きな本人様なら、人を巻き込もう”

家族と話して近所の人を巻き込むことにしました。車椅子で家の外に行き、近所の人がいるところで立ち上がり練習をすることで声をかけてもらい、一緒に応援してもらいました。

ときには、ほぼ全介助(ニーブレースに短下肢装具を巻き、長下肢装具に見立てる)ではありますが、外を歩きました。

すごく、本人様にも喜んでもらい「トイレに一人で行くぞ」と気持ちを取り返しました。

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この記事を書いた人

すべての人に後悔なく暮らして欲しい!

私たちの訪問看護・リハビリは、”暮らしを超えて、夢を形にする“ケアを提供しています。日常生活の支援だけでなく、利用者さんの心の奥にある“やりたい”を引き出し、それを実現するお手伝いができます。

私たちは、ケアに活かすパートナーとして、利用者さん一人ひとりの人生に寄り添います。

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